こんにちは、空いた時間に仲介会社を通してイラストの仕事をしているこぼれです
イラストの仕事をしたいなと思ったとき、クラウドゲートやMUGENUPなどの仲介会社を通して仕事を始める人も多いと思います
これはイラスト仕事のとっかかりとしてはおすすめの方法ですが、仲介の良い点悪い点を踏まえて利用しなければ、貴重な時間を無駄にしてしまう恐れがあるんです
このページでは、そんな仲介会社を通したイラスト仕事のメリット・デメリットとおすすめの活用方法をご紹介します
これからイラストの仕事をしていきたいという人は是非参考にしてみてくださいね
- これからイラストレーターとして仕事していきたい
- 企業案件の仕事を経験してみたい
- 仲介の良い所、悪い所を知りたい
イラストの仕事仲介会社とは
仲介会社とは、企業からイラスト制作を請け負っている会社のことで、
受注した仕事をイラストの仕事がしたい個人のイラストレーターに発注しています
仲介会社にイラストレーター登録をしておくことで、テイストにあった案件があったときに仕事の依頼がくるシステムになっています
イラストレーター側がやりとりするのは、仲介のイラスト制作会社のみとなっています
イラストの仕事で仲介会社に入ってもらうメリット
初心者でも有名作品の仕事ができる
イラスト仕事の実績がない人がいきなり企業から仕事をもらうのは難しいですが、仲介ではイラストのテイストが合えば有名作品に携わることが可能です
実際に私も、Twitterフォロワー数が50万以上の人気作品に携わらせていただく機会がありました
有名作品は監修も厳しめですが、今現在多くの人に求められている絵柄・塗りを自分の技術に吸収できるチャンスです
人気を生み出した実績のある案件に触れることで、ぐっとスキルアップすることができます
直接厳しい言葉を浴びない
企業と直接の案件になると、自分が提出したイラストに対して「下手」「体がおかしい」など容赦のない指摘を受け止めることになります
もちろん、プロとしていつかは立ち向かわなければならない部分ではありますが、イラストの仕事を始めたばかりという人には少し刺激が強すぎますよね
性格にもよりますが、直接的な言葉はやっぱり落ち込みます…
その点仲介を通した仕事では、間に入る担当さんが一度企業からの指摘を受けてくれますので、こちらに直接的な言葉がくることはほとんどありません
担当さんによっては、作業を進めるうえの共通認識として必要と判断し、企業からの指摘を引用して教えてくれる場合もあります
間に入る担当さんにアドバイスを貰える
作業を進めていると、提示された情報だけでは修正の方向性がわからなかったり、なかなか上手く描けない部分が出てくることもあると思います
企業とイラストレーターの間に入る担当さんは、アートディレクターとしてイラスト制作のサポートもおこなってくれますので、より詳しい方向性や具体的な調整案を返してくれます
自分だけで悩んでいるより早く正解に辿り着くことができるので、特にイラストの仕事が初めてという人には勉強になる部分が多いと思います
イラストの仕事で仲介会社に入ってもらうデメリット
クライアント直の案件より報酬が低い
当たり前のことですが、間に入る会社がある以上、企業と直接仕事をするよりも報酬が少なくなります
ただ、仲介は以下の点をカバーしてくれていますので、ある程度は仕方ないかと思います
- 仕事を振ってくれる
- 企業との間に入ってやりとりしてくれる
- 制作サポートをしてくれる
一応金額交渉もできるようにはなっていますが、通ったとしても微々たるものですね…
スケジュールの把握がしにくい
仲介会社のイラストレーター登録は、簡単な反面、いつ仕事がくるのかわかりません
仕事を受けたあとに関しても、フィードバック対応がいつになるのか把握できないため、複数の仕事を管理している人には不向きです
ちなみに…
間に入る担当さんは会社員という立場上、土日が休みという場合がほとんどです
金曜夜に修正などの返事がきて「土日の間にやっておいてね」という流れがとても多いので、土日を休みにしたいと思っている人も注意が必要です
期限延長の打診は可能ですが、修正連絡の時点で既に営業時間外のことが多く、延長に対する返事が提出日の月曜になるのであまり意味がありません…
担当によって制作難易度が変わる
間に入る担当さんは、的確な赤入れや微調整をやってくれる人もいれば、企業からの指示をほぼそのまま伝えるだけという人まで様々です
相性の面でも相談がしやすい場合とそうでない場合があり、間接的にイラスト制作の難易度があがったり作業時間が増えたりしてしまいます
酷いところだと、何を聞いても「とりあえず描いてください」みたいな感じに返されることも…
合わないと思った場合は次回以降その旨を理由に断ることができますので、あまりに酷い場合は自分の時間を優先してしまって良いと思います
実績として公開できない
仲介会社の外注として作業をしている立場になりますので、クライアント企業や作品名を実績として公開することができません
たくさん案件をこなしたとしても、自分がやってきた仕事として外部にアピールができないため、次のステップとして企業に営業をかける際に困ることになります
一応、「仲介で(実際にやっていた工程)の仕事をしていた」とは言えますので、完全に無駄というわけではありません
仲介を通した仕事でスキルアップしながら、それを生かしたオリジナル作品を描いておくなど、先の目標に応じた準備をしておく必要があります
仲介会社を通したイラスト仕事のおすすめ活用方法
ここまでお伝えしたメリット・デメリットをふまえて、仲介仕事のおすすめ活用方法をご紹介します
イラストの仕事が初めての場合
初めてイラストの仕事をするという人は、すぐにイラストレーター登録し、仲介でのメリットを最大限に活かすことをおすすめします
イラスト制作会社がもっている案件は個人ではなく企業からのものですので、実際の作業やフィードバックの内容から、プロとして求められるレベルを知ることができます
クライアントがどんな部分を重視し、どれくらいのレベルを求めているのかわかります
また、案件の資料として構図の取り方や線の引き方、具体的な塗り方などが開示される場合もありますので、現場で使われている技術をどんどん吸収することができます
資料を第三者に漏らすことは重大な契約違反になります。取り扱いには注意しましょう。
ただし、仲介での仕事は長い目で見るとデメリットが多いです
イラストで生計を立てたいと考えている人は、ある程度知識や技術を吸収したら次のステップに移ることをおすすめします
すでに企業からの仕事をしたことがある場合
企業から直接仕事が取れる人なら、仲介を通して仕事をするのは勿体ないと思います
「なかなか継続した仕事が決まらない」「単価が低くてもいいから仕事がしたい」というときのために、保険として登録する程度で良いでしょう
仲介会社のシステムにもよりますが、イラストレーター登録後は自分の空きスケジュールを登録して仕事を待つことになり、状況にあわせて仕事を求めるかどうかの設定が可能です
スケジュールを空けていても必ず仕事がくるというわけではありませんが、タイミングが良ければ空いた時間の穴を埋めることができますよ
ただ、実際に何か仕事で埋めたい!というときは、仲介よりもクラウドソーシングなどを活用したほうが早いと思います…
まとめ:イラスト仲介は目標に合わせてうまく活用しよう
- 仲介仕事はイラスト仕事初心者におすすめ
- プロの世界の技術や知識を最大限吸収しよう
- イラストで生計を立てたい場合は区切りをつけて次のステップへ
このページでは、イラスト仕事で仲介を通すメリット・デメリットとおすすめの活用方法をご紹介しました
私自身はイラスト制作の一部工程が好きなため仲介を選択していますが、イラストレーターを本業にする人には正直デメリットのほうが多い方法かと思います
ただ、かけだしの人には勉強になる部分がたくさんありますので、最初に何件かやってみてメリット分を吸収したら次のステップへ進むなど、自分の目標に合わせてうまく活用してみてくださいね
良いイラスト生活がおくれるよう応援しています!