こんばんは、現在は裏方でイラストの仕事をしているこぼれです
- 絵を描くのは好きだけど、人体の練習はやりたくない!!!
- そんなことをしなくても、魅力的な絵を描く人はいる!!!
そんな風に考えて、基礎練習から逃げ続けている人はいませんか?
過去の私です
結論から言うと、絵が上手くなりたい!と思っているなら、人体構造の練習は必須です
でも、人体構造を学んでいなくても魅力的なイラストを描く人がいるのは事実です
この記事では、その点も踏まえながら、なぜ人体構造の練習が必要なのかを解説したいと思います
基礎部分の練習は、早めに取り組めば取り組むほど上達が早くなりますので、ぜひこの記事を読んで一度考え直してみてくださいね
人体構造を知らなくても魅力的な絵は描ける!……でも?
バズってる絵、よく見たら体が変?
とっても可愛くて目を惹くイラスト。よ~く見ると、「あれ、キャラの体どうなってるんだ?」なんてことがあったりします
もしかしたら、「なんで体が上手く描けていないのに、こんなに評価されてるの?」とモヤモヤする人もいるかもしれません
構図やポーズ、表情や彩色に力を入れて見栄えよく仕上げたイラストは、その力を入れた部分(人体の基礎以外の部分)によって高い評価を得ています
人体の稚拙さを他の技術でカバーできているってことだね
このように、人体の基礎がおろそかでも、魅力的なイラストを描くこと自体は可能です
評価されているなら体が描けなくても大丈夫?
そんな魅力的なイラストを見て、「じゃあ私も体が描けなくても大丈夫だね!」と思うかもしれませんが、ちょっと待って!
人体構造以外の技術を磨いて評価を受けた人が、そこから更に上手くなるためには、何が必要になると思いますか?
…
…
そう、
人体構造を学ぶことです
学校のテストでもそうですが、90点を取れている教科を100点にするより、10点しか取れていない教科を20点にするほうが簡単ですよね
既に得意なものよりも、苦手なものを引き上げたほうがグンと総合力を増やせます
伸びしろしかない!ってやつだね
イラストの場合も同じで、既に評価を得ている構図やポーズなどを伸ばすより、人体について勉強したほうが早く成果が出るということです
つまり、どんなにいま評価されている人でも、遅かれ早かれ人体の基礎を学ばなければならない日がくるということになります
イラストに出る基礎力の差
ここまできても、「見栄えがよくて人からも評価されれば満足。その場合は基礎やらなくてもいいよね?」と思う人もいるかもしれません
昔の私(以下略)
確かに、本人がそれで満足して「これ以上のイラストは描けなくていい!」と思うのなら問題はありません
ですが、壁を乗り越えると今まで見えていなかったものが見え、更にその先に行きたくなるのが世の常というもの
絵に限らず、続けていれば上手くなりたい欲が出てきます
また、人体の基礎をふまえた上であえてそういう表現をしたイラストとただバランスが崩れただけのイラストを比べると、明らかにクオリティの差が出るものです
よりよいイラストを目指すなら、人体構造の練習は必須であると言えるでしょう
まとめ:人体構造の練習は必要
この記事では、イラストを描くうえでなぜ人体構造の練習が必要なのかをお話しました
- 人体以外に全振りすれば魅力的な絵も描ける
- そこから更に上手くなるには人体構造の練習が必要
- あえて崩した絵とバランスの崩れた絵のクオリティ差は明らか
イラストが上手くなりたい!と思い続ける限り、基礎練習は「やらなくていいもの」にはなりません
練習は地道な作業なので、ひとりで黙々と挑戦するには勇気がいりますが、必ずやっただけの成果が出るものです
今より更に上手くなりたい!という人は、ぜひ人体構造の練習に取り組んでみてくださいね
がんばって……!
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