こんにちは、連日の暑さにうんざりなこぼれです
先日、国立新美術館にて開催されているCLAMP展に行ってきました!
商業デビュー作から現在までのカラー・モノクロ原画が一堂に会し、7つのテーマでCLAMP先生の作品世界を堪能できる大規模な展覧会となっています。
この記事では、そんなCLAMP展について写真と共にレポートしていきたいと思います。
CLAMP展概要
タイトル | CLAMP展 |
開催期間 | 2024年7月3日(水) ~ 9月23日(月・祝) [ 前期展示 ]7月3日(水) ~ 8月12日(月・祝) [ 後期展示 ]8月14日(水) ~ 9月23日(月・祝) |
会場 | 国立新美術館 企画展示室2E 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2(MAP) |
公式HP | https://www.clamp-ex.jp/ |
CLAMP展に行ってきましたレポ
私は一般入場が可能になって初めての平日、7月8日(月)に行ってきました。
月曜日の入場特典(XXXHOLiCの侑子さん)が欲しくて……!
この日は12時頃到着。入場列は60分待ち表記でしたが、実際は30分程で入場することができました。
最初の土日で混雑具合が話題になりましたが、今は公式がwebで入場待機状況をアナウンスしてくれています。
私が行った日も14時半くらいには待ち時間なく入場できるようになっていたので、これからの方は午後からゆっくり行くことをおすすめします。
待機列は館内ですが、そこまで冷房は効いていなく暑いです。並ぶ際は熱中症対策を忘れずに……!
入場について
受付にてチケットの確認と注意事項を聞いたのち、特典とグッズ入場券をもらって入場しました。
入場後すぐに音声ガイドの販売・貸出コーナーがあります。
また、展示室内に入る直前に展示品リストが書かれた冊子が置いてあり、こちらは自由に持ち帰ることができました。
この冊子では前期後期で原画、複製原画が入れ替えになる作品を確認できるほか、展示室内の解説が見られるQRコードも記載されています。
展示品の画材情報もしっかり書いてあるので、帰宅後思い出しながらゆっくり眺めるのもおすすめ!
展示室内は展示物保護のためしっかり冷房がきいています。
寒く感じる場合はストールの貸出サービスを利用することができるようです。
CLAMP展 COLORエリア
最初のエリアは、カラーイラストが一同に展示される「COLOR」エリア。
……なんですが、最初のエリアということで人が集中しており、ただただ見ることに必死で一枚も写真を撮らずに出てきてしまいました。
なんのレビューもできずすみません……!
なお、「COLOR」エリア内は原画の退色対策のためか、他エリアよりも暗めの照明になっていてちょっと見にくく感じました。
CLAMP展 LOVEエリア
ここからはモノクロ原稿がテーマごとに展示されています。
「LOVE」エリアでは各作品の感情の最高潮シーンが集まっており胸いっぱいな空間に。
たくさんの原画が並ぶなか、やはり見開きにシンプルなセリフのものが一層目を惹きました。
どの作品も原画に修正跡がほとんどなく、本当に原画???と思うものばかりです。
さすが複数の作品を同時連載できる先生達ですね。
CLAMP展 ADVENTUREエリア
続いての「ADVENTURE」では、物語の始まりや転換のシーンを中心とした原画が集まります。
私が初めて出会ったCLAMP作品はレイアースで、さくらちゃんの序盤辺りまでなかよしを購読していました。
当時は「少女漫画なのに絵が濃い……」(※レイアース)とショックを受けた覚えがありますが、今回の展示では逆にそのような線の強い作品にひときわ魅力を感じました。
いずれの作品も瞳が力強く、白黒のバランスが綺麗……!
また、このエリアの原画ではキャラクター部分の貼りつけ表現やアタリ線など、原画ならではの部分を確認できるものも多くありました。
そして修正跡のない原画が多いなか、思いきりよく修正されていたのが「カードキャプターさくら」の雪兔さん。
今まで本当に修正跡のない原画ばかりだったので、突然のガッツリ修正に驚きました。
さくらちゃんの憧れの人として初登場のコマですので、一度完成させたあと、より一層こだわったのかもしれませんね。
こういう原画ならではのものが観られるとテンション上がります!!
CLAMP展 MAGICエリア
「MAGIC」エリアでは、三箇所でそれぞれ別の映像が流れています。
動画の撮影は禁止なので、全貌はぜひ現地で鑑賞を……!
CLAMP展 PHRASEエリア
「PHRASE」エリアは、壁一面にたくさんのセリフを散りばめる特別空間。
一人一枚、ボックスから引けるセリフの書かれたステッカーは、今その人に必要な言葉を引き寄せるそうです。
ステッカーは壁に貼ることでみんなでアートを創り上げる形になっていますが、持ち帰ることも可能でした。
PHRASEコーナーからは、進路とは別にお手洗いと漫画試し読みコーナーに行く通路があります。
漫画試し読みコーナーでは12作品の1巻とCLAMP展公式画集が試し読み可能でした。
レイアースの新アニメ制作決定映像も流れていました
なお、会場である国立新美術館3階にあるアートライブラリーでは、CLAMP作品の今までの画集などが読めるようになっています。
こちらではその他様々なアートに関する本が置いてありますので、お時間に余裕がある人は是非立ち寄ってみてください。
CLAMP展 IMAGINATIONエリア
「IMAGINATION」エリアでは、CLAMPのこれまでが年表となって展示されています。
各作品の単行本や限定版特典、表紙を飾った雑誌やお着物などの展示も。
また、このエリアではCLAMP先生へのインタビューも独特な形式で展示されています。
四方から見るようになっているので読むのがちょっと大変ですが、そのおかげで混雑時でも見やすいかと思います。
更に、小説への寄稿やコラボイラスト、キャラクターデザインを担当した作品のものも展示されていました。
ほとんどがデジタル出力品となっていますが、コードギアスやヴァンガードの設定画では貴重な鉛筆画が見られます。
こちらは撮影禁止でした。
CLAMP展 DREAMエリア
ラストは本展のために描きおろされたイラストの原画が展示されています。
美麗に描かれた阿修羅とさくらちゃんから、CLAMP先生の未だ尽きることない創作意欲を感じられました。
ぜひ現地で見てほしい!
そして最後の最後、誰もがぐっとくるこの言葉にお見送りされ、CLAMP展は終了です。
複数の出版社で掲載されてきた作品が一堂に会し、作品世界の始まりである原画を大ボリュームで堪能できる夢のような展覧会。
本当に「行けて良かった」と思える大満足な展覧会でした!
約800点も展示されて一般2,100円は安すぎる~~~!!
まとめ
この記事では、国立新美術館にて開催中のCLAMP展についてご紹介しました。
私が入場した時間だけでも老若男女・国籍問わず様々な人が訪れており、CLAMP作品に触れたいすべての人が楽しめる空間になっていると感じました。
割合的には女性が多いですが、男性も結構いらっしゃってました
「一部の作品しかわからない」という状態でも全然楽しめますので、少しでも気になっているという方はぜひ足を運んでほしいなと思います。
以上、CLAMP展に行ってきましたレポでした!
CLAMP展公式サイト
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