こんにちは、こぼれです
先日「博漫画家デビュー15周年記念『明日ちゃんのセーラー服』原画展」に行ってきました。
美麗な原画を中心に見たい所がしっかり揃った展示内容で、作品に込めた想いや画業への熱を感じるとても良い原画展になっています。
この記事ではそんな原画展の内容と感想をまとめていきたいと思いますので、ご興味あるかたはぜひお付き合いください。
当記事では入場後に展示されている先生からの「ごあいさつ」文章をモザイク無しで掲載しています。これから現地にて鑑賞予定の方はご注意ください。
※ごあいさつ以外の先生のコメント文はモザイク処理をして掲載しています。(開催期間終了後、読める状態のものに差し替え予定です)
当日券と入場について
開催期間中は当日券を購入することで入場できます(各入場時間の人数に空きがある場合のみ)。当日券は現地のみの販売となっています。
当日券販売状況は原画展のX(旧Twitter)アカウントでもアナウンスされますが、初日は開場前と午後に1回ずつポストされただけで、あまり細かくは発信されませんでしたね。
結局現地に行かないとわからない……
空きさえあれば好きな時間帯の当日券を購入できます。その際は入場開始時間の5分前に集合、整列後に全体説明を受けて入場という形のようでした。
列は前売り券を持っている人が先頭、当日券の人はその後ろになります
ちなみに私は現地に到着した時間帯の枠が空いていたのでそのまま待つことなく入場しました。
入場後は時間制限もなくじっくり鑑賞することができたので、もし入場開始時間ぴったりに間に合わなくても大丈夫そうです。
開始時間以外は入口にスタッフさんがいない時もあったので、その際は当日券売り場の方などに声をかければ対応してもらえると思います。
原画展の内容について
アニメ主題歌「はじまりのセツナ」が流れるなか、原画展が始まります。個人的に先生からの最初のごあいさつにぐっときてしまいまして……。このエピソードを知ってから原画を鑑賞できたのがすごく良かったです。
いろんな形の親孝行がある
展示されている原画はすべて撮影禁止。その他ラフやネーム、実物の制服、作業場を再現した展示などもありましたが、これらもすべて撮影禁止でした。
撮影禁止マークがない箇所の先生のコメントは撮影OKだったので(スタッフさんに確認済)そちらは写真に撮って後から見返すことが可能です。
撮影OKマークも付いていない理由は、背景に絵が使われているのでそれを隠さないため、とのことでした
展示は「春休み」、「蠟梅学園 入学」など、作品内の展開で区切られていて、明日ちゃん達の歩みをじっくり追うことができます。
原画は鉛筆や修正跡など確認できますが、基本的にどれも綺麗でため息ものです。
途中からデジタル併用とのことで、そのおかげでベタや描きこみをする前の状態のペン入れ原画も見る事ができます。絵を描く身としてはこれぞ知りたかった情報!といった感じで、テンションが上がりました。
特にツヤベタを入れる前の髪の描きこみ具合を知れたのは大きい!
デジタルとの兼ね合いでアナログ作業も工夫されているようで、1ページの原稿に対して複数枚の原画があるのも興味深かったです。紙も通常の原稿用紙かと思えばその裏側だったりと、作業のライブ感を感じられます。
原画展描き下ろしイラストのスタンディは撮影OK。ただ背後には原画が展示されている壁があるので、撮影の際は注意が必要でした。
先生のお母さまが仕立てたという制服はすべて撮影禁止。明日ちゃんのセーラー服は中間服・夏服・冬服の三点が展示されており、どれもシルエットがかわいく縫い目(特にライン処理)がとっても綺麗でした。
思っていたよりも華奢なサイズ感で、スカーフやリボンのふっくらした感じもとても可愛いかった……!
また、今回の展示に合わせて仕立てられたという蠟梅学園制服(夏服)は、仮縫い時のものも併せて展示されていました。こちらは縫製に興味があるという方にもぜひ見てもらいたいですね。
全体の比率としては少なめですが、カラー原画も展示されています。
こちらとパラパラ漫画原画&作業場再現の展示コメント文(撮影禁止)では画材についての話もあり、先生の絵に興味をもって観に行く人にも実りのある情報が詰まっていました。
画材についてはメモを取りましたので、開催期間終了後に内容を掲載予定です
先生からのコメントについては、制服展示の所やラフ・ネームが展示されたケース内(いずれも撮影禁止)にもありましたので、できればぜひ現地で見ていただきたいです。
グッズ会場と購入について
グッズ会場への入場、購入には原画展入場チケットが必須となっており、入場時とレジにてスタッフさんによる確認がありました。
グッズはほぼサンプルが飾ってあるのでどんなものか確認できますが、会場内はすべて撮影禁止です。原画展オリジナルグッズのほか、発売済みの画集とコミックスも一緒に販売されていました。
入場はすんなり入れたもののレジ列が長く、会計まで25分くらい待ちました。
マルイはレジ対応自体は手慣れているものの、エポスカードを持っていない人全員に勧誘が入るので長くなりがち
個人的にグッズは複製原画を楽しみにしていたのですが、実物はあまり精度が良くなく……だいぶ線が潰れていて残念でした。もう少し高くてもいいので良い複製にしてほしかったなぁ。
あと、線画のみなど貴重な状態の原画も多かったので図録があると嬉しかったですね。画集が出ているので難しいとは思うのですが、そこをなんとか……!
まとめ
以上、「博漫画家デビュー15周年記念『明日ちゃんのセーラー服』原画展」のレポでした。
夢中になって観ているとあっという間で、気付けば一時間以上鑑賞していました。原画を中心に見たい所がしっかり揃った展示内容で、作品に込めた想いや画業への熱を感じるとても良い原画展でした。
原画展は2024年10月11日(金)から10月27日(日)まで、東京の有楽町マルイにて開催中です。作品が好きな方、博先生のイラストに興味のある方はぜひ足を運んでみてください!